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宮下正弘水彩スケッチ集

 絵を描くきっかけになったのが、1990年の中国への旅でした。「明日の秋田を造る中国旅行団」150人の救護班として随行しましたが、初めて見る中国は古いもの、新しいものの混交した活気のあるところでした。最初に西安の西門に登り、そこでスケッチしているとみんなの姿が見えなくなっていて、後を追うのに大変でした。
 この旅で、真っ白なスケッチブックにコンテの鉛筆を進めてゆくと、将に「無」から「有」が生じる、これが創造ということかと、自分ながらに感動して、今に続く基となった記念すべき旅でした。