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宮下正弘水彩スケッチ集

 大きな木に惹かれるようになったのは、大仙市神宮寺にある宝蔵寺の大けやきを見たときからです。その脇に天明の飢饉で行き倒れになった人たちの供養碑が建っていました。けやきに、君はどんなことを見たの?と聞きたい思いでした。そしてその地に根を張って育った大きな木に改めて畏敬の念をいだいたものでした。それからしばらくは、出かける土地の巨樹・巨木を調べては描くようにしたものです。